川向正明のリベラルアーツって美味しいの?

テクノロジーの前に、大事なのはリベラルアーツとヒューマニティですよ。

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たまたま月曜から東京に来る用事があって、しかもうまくタイミングが合ったので、SocialMediaWeekTokyoでのtumblrのCEO David Karpの講演を聞いてきました。

 

Davidのプレゼンテーションでぼくの心に残ったキーワードは、embrace です。

プレゼンテーションの中でDvidが言ってました。(いまさっきLiveを見直したらQ&Aセクションで言ってました。Emerging creator is embracing using internet to express 新進気鋭のクリエイター達はネットを表現の場に使っている。彼のプレゼンの中ではクリエイターに対して、クリエイターが発表したい想いにたいして大切にしてるというのは十分に伝わってきました。)

embraceには愛情を持って抱擁する、とか、包み込むとかって意味があります。 

ここではマーケターが大好きな、「囲い込み」とは、ちょっと違うかなって感じがしました。もともと自身の表現方法を追求した結果生まれたものなので、デザインや表現の多様性や簡単さに拘ってたのですね。だから、まず、クリエイターが先にきてます。そして、自分はクリエイターじゃないけど指向性が同じ作品をreblogして表現、拡散していくキュレーターの存在をあげています。クリエイター、そしてそれを包み込むようにキュレーターがいる。どちらも優しく包み込むようにサポートしている。そこにはクリエイターに対する尊敬と愛情が感じられたのてすね。また彼の性格の良さも滲み出るのですよね。あぁ、だからここまでクリエイティブなひとたち(アーティスト、キュレーター)に支持されるんだねーと、思ったのでした。最初のコンセプトやフィロソフィーがしっかりしてるからぶれないんだね、と。

 

 

こんな感じす。ほんと、David いいやつだなーって感じすよね。プレゼンの始まる前、ぼくと岡村さんは、最前列の右から3番目と4番目に座っていました。もちろん右2つは講演者用。David用ですよね。w

 

時間になって、彼がやってきて、座ったんだけど、ひとつ空いて岡村さんとぼく。w

たぶん、Davidから挨拶してきて、「Hi Hello I'm David コンニチワ。」と言って握手をしました。

最近なぜかTVもtumblrを取り上げていて、岡村さんのコメントと画が出ていました。

ここはすかさず、「最近は日本のTVでも紹介されているんだよ。この彼(岡村さん)は、そのときに紹介された、tumblrのBigFanなんだよ!」って言ってあげたら、Davidもすげー喜んでました。また、日本でイチバンtumblrのフォロワーがいる、ak47さんも紹介してあげて、これでDavidは大満足ですよ!Cool!Good!と連発してました。

 

いやー、つかみは最高。w

 

で、そのままのノリで、みんなで記念撮影をしてしいまいました。w

まだプレゼン始まってないのに。www

局地的に大盛り上がり。 

で、講演が終わったあとも彼の周りにはtumblr大好きたちに囲まれて、これまた大盛り上がり。

で、attripの高橋さんとか、facebooktumblrのグループ作ってMeetupも開催してるんだよ!とか言ったら、Davidが、この週末はしないの?って食いついてきたのですよ。

ぼくがいつまでいるの?って聞いたら翌日帰国なので、その晩しか空いてない、と。

じゃ、やろう!ってことになって、急遽、ひごの屋さんでDavidMeetupが開催されることになりました。

あの後のMeetupでも予想を上回る30人以上が集まって大盛り上がり。Davidはひとりひとりちゃんと向きあって話してくれたでしょ?クリエイターをほんとに大事にしてくれるのが分かるんですよ。ほんとにお金は後からついてくるって感じでしょ?実際そうだし。だから、彼はまだCEOにとどまりながら彼の思想がしっかり反映されて、かつビジネスライクだけど彼の思想を尊重してるPresidentがいて企業体として成り立つようにサポートしてると思うんですね。いやぁ〜そりゃー、あんなけクリエイターのこと思ってるんだから、クリエイターやキュレーターのファンがつくのはわかりますよ、えぇ。ほんとにあのプレゼン聞けて、実際に会って、話して、ハグして、よかったと思いますよ。

 

favor副社長で当日一緒に講演を聞きに言ってた岡村さんは、facebookで下記のように書いています。

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デービットはアーティストのキュレーションがしたくてtumblrという装置を作った。

reblog=キュレーションっていってた。

アーティストがオシャレでカッコよく手軽にスピーディーに様々なエレメントをアップできるってのも合点がいくよね。tumblr

で、それはアーティスト以外のキュレーター達にもスゲー使いやすくて。

こんなな発見したよ!なんかこの写真スゴくない?ちょっとーこの記事よんでみてよー!みたいなエレメント単位でのブックマーク共有が簡単にできちゃう。あれスゴイよね。まさに脳内。視座が点として流通するわけで。

 

で、それにピンときたらreblog。膨大なトラフィックをどんどんさばいてくから自ずとスピードが上がる。

1ポストあたり1秒みたいなスピード感。それがまた超きもちいい!

 

でも、感覚的にピンとくるものは瞬時に判断できる。逆を言えばスピードが速いことによって感覚的なキュレーションが可能になる。

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今まで、twitteryoutubeではできなかったことが瞬時にできるようになってしまった。

そんなCreatorやCuratorを愛情をもって包みこむことによって、また彼からの絶大な支持を得ることになる。

もう、こんなにクリエイター想いのtumblr、流行らない訳がない。

 

クリエイターやキュレーターは、tumblrから愛情の眼差しでサポートされてるんですよ、ほんとに。

 

あの後、いろんメディアがtumblrのことを伝えてますけど、まだまだ言葉足らずだなって思うのです。

そこには、愛のことが書かれてないから。

あの日、講演会だけでなく、ひごの屋に集まってくれたファンの人たちは、Davidの真意が分かったと思います。 

 

当日のまとめは、attripさんがまとめてくださってますhttp://attrip.jp/36166