先日のSocialMediaWeekTokyoでtumblr CEOのDavidKarpの話を書いたんだけど、あれ、講演聞いてない人にはいまいち分かりにくいんで、彼の講演からキーセンテンス(例文)を引っ張ってきて、解説したいと思います。
前回の日記はこちら。
http://masakawamukai.hatenablog.com/entry/2012/02/16/094451
講演後半のQ&Aから彼が言ってたこと。ここでもキーワードは、embraceなんだけど、こう言ってました。
Very few tools embrace creativity.
普通、fewって単語は、少ない、またはあんまりないっていう意味なんだけど、さらに強調の意味を表すveryを付けることによって、「ほとんどない」っていう意味になります。
cretivityを含むツールは、ほっっっんとに少ないんだよ、てか、ほとんど無いし。
それを担ってるのが、youtubeとtumblrとinstagramなんだよ、って言ってました。
で、このembraceって単語、含む、包むという意味もありますが、愛情をもって抱擁する、抱きしめるって意味もあります。
講演会でも、同時通訳の方が、抱きしめたいぐらいに、、、って表現してたと思います。
それぐらいに、クリエイターやキュレーターに対して敬意を持ってると思うんですよ。
講演中、Creatorが最初に来てます。ここではCreatorのまわり、とんがってますよね。
当然ですよね。
その外に、Curatorが来ます。
Curatorは自ら作品を作るCreatorじゃないけれど自分の好きな作品ばかりを切り取り針取りスクラップブックして表現していく。
だからCreatorよりすこしゆるい波線なんだと思うんですね。
そして最後にAudience、聴衆、観衆がいます。
で、当日は気がつかなかったんだけど(気づいてる人いたかなー)プレゼンシートの左下に、ハートマークがあります。
tumblrやってる人なら当然のLike、イイネ、ボタンですよね。
これがハートマーク。
やっぱり愛がありますよね。
著作権のところでも言ってましたけど、emerging creator, some of the savvy creatorにとってもいいよって。
それが
Limitless expression
Huge opportunities
某宣伝でも言ってますよね、Priceless。Unlimitedと言わないところが面白いなーとふと思ったけど。w
限界のない(無限の)表現方法 = Limitless expression
とっても大きな(拡散する)機会 = Huge opportunities
につながっていくと。
みんながどんどん reblog すると著作権保護されないっていうけど、無名の新興クリエイターやネットに精通したクリエイターにはどんどん使ってほしい。
それがいいものであれがキュレーターの目に留まりreblogされることにより、ますます世の中に拡散していくから。
それはcreatorやcuratorにとって使いやすいtoolだからこそ、ますます使われるようになって、どんどん拡散していく効果が見られるのですね。
そういう意味で、 huge opportunity なんだと思います。
日本では、どちらかと言えばreblogがメインだったけど、これからはもっとオリジナルコンテンツをポストしてくれるクリエイターが増えてくるのを望みます(David談)、だそうです。
アーティストやクリエイターこそ、tumblrとの相性がいいと思いますね。