川向正明のリベラルアーツってなに?

テクノロジーの前に、大事なのはリベラルアーツとヒューマニティですよ。

【#Himi 氷見】【仕事】 氷見市観光協会コーディネーター実績 漁港編

2012年4月から2013年3月まで、ここ(氷見市観光協会)のお仕事をさせてもらってましたが、どうも今までとまったく毛並みが違ったのか、今までとぜんぜん違うアプローチで営業をしてきました。

 

通常、氷見市への観光振興として観光協会が取り組んでいるのは、

ー各種事業の企画、立案、運営

ー自治体、民間の観光事業者との連絡調整

ー地元宿泊施設への斡旋

ー観光客への情報提供と案内

ーターゲットとなる地域への営業

など があります。

 

ここでの営業もターゲットが絞り切れてなかったり、大手旅行代理店の発想で、バスでどーんと連れてきて民宿埋めればいいじゃない的なやり方をしてきて、地元から反発をくらったり、というのが少なくなかったです。

旅行形態が団体旅行から個人旅行へ変わってきてるといいながらも、なかなか昔の成功事例から脱却できないので、ツアーで連れてきてもらいましょう、という考え方に固執しているのだと思いますね。

もちろん、個人旅行にあの手この手で企画を打ち出して成功してる観光地もありますが、成功してるところは少ないですよね。

いまから団体バス呼んできてもね~と。

 

で、氷見と言えば、なにをおいても漁業。

しかも、全国的にも絶大なブランド力を誇る「ひみ寒ぶり」があります。

 

これを活かさない手はない、と、思いました。 

いや、放っておいても、「ひみ寒ぶり」は全国区でメディアがくるからいいじゃん、となるのですが、それだと面白くない。

いろんな地方都市や観光地がどうやったらメディアを呼んでこれるか悩んでいるのに、この氷見には、冬になると、どこから湧いてきたんだというぐらい、メディアが大挙しておとずれます。

もちろん目当ては冬の王者、「寒ぶり」です。

氷見では、2010年の偽装事件があってから商標登録をし、

「ひみ寒ぶり」として水揚げされる期間も、「寒ぶり宣言」と「終了宣言」をだし、明確に定義付けを行っています。

しかし、メディアはそんなのはあんまり関係なく、

 

「冬といえば寒ぶり、だったら氷見だよね~。」

 

的な軽さで取材に来られます。(全部が全部そうじゃないですが、どうしてもあの表面的な見せ方はそろそろ次のステージに行ってもいいんじゃないかと個人的には思っています)

  

それに消費者も、なんとなく、氷見といえば寒ぶりだよね、日本海の荒波にもまれて脂が乗ってるよねー、で、思考が止まっています。(これ、まったく根拠がなく、なんでこれが日本海の魚の旨さの理由になったかいまだに謎です。)

 

実は氷見の漁業は400年にわたる越中式定置網発祥の地として、綿々と受け継がれてきているのです。定置網漁は水揚げされるまで魚は網の中で泳いでいますし、船に揚げてすぐ船倉の水氷につけて沖締めをするので、鮮度は最高。

そして、定置網から漁港までわずか20~40分の距離。鮮度を保ったまま競りにかけられ、すぐに出荷されます。

また、氷見のぶりは産卵前の栄養分が体にたまった最高のタイミングで富山湾に入ってくるので、まだ体の栄養が、精巣や卵巣にいかない状態で脂が乗り切っているのです。

そんなもろもろの条件を兼ね備えているからこそ、氷見のぶりが全国屈指の認知度になったのだと思います。

 もちろん、少しでも高く価値のついた氷見の魚を売りだしたい漁協関係者。それを真剣勝負で競り落とし、高くても氷見の魚を使いたいという料理人へ届ける仲買人たちの心意気も忘れてはいけません。

 

そういう背景を理解して番組制作にとりかかってもらうのと、そうでないのとでは、番組の仕上がりに大きな差が生まれます。

 

また、東京のリサーチャーさんやディレクターさんが東京からネットで探した情報だけで番組をつくるより、地元ならではのネタを提供したほうが、番組にも幅が出てくるというものですし、実際、みなさん、地元のネタを探していらっしゃいます。

 

で、勝手に、漁港の広報担当者になるべく、冬にぶりの取材があると、漁港にでかけていき、参事の後ろでいろいろ勉強させてもらいながら、撮影のアテンドをしてきました。

そのメディア対応の中で、定置網の話や、ひみのぶりだけでなく、魚が旨い理由や、氷見のいまの売り(昨年だと、どぶろく特区で酒仕込み体験や、麹ブームだったので、その話題も盛り込みつつ)を説明してあげると、以外とすんなり採用されたりするんですね。

そうしていくと、一貫してメディアでの露出に一本筋が通ってくるのです。

向こうが撮りたい画を撮りつつも、こちらからメディアに正しい情報を提供させていただく。

そんなことを冬の間にやらせてもらいました。

 

いままで取材コーディネートさせてもらった主なメディア、媒体。

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Discover Japan 2012年12月号 ニッポンの年取り魚は、東の鮭、西のブリ

ぶりが水揚げされないのにも関わらず10月に氷見に来られた。。。で、漁港のアテンドとぶりの写真を提供させていただきました。

 

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dancyu 2013年1月号 漁港ルポ 氷見のウマいもの!

前入りがぎりぎりだったのですが、空港から車を飛ばして、なんとか居酒屋を抑えて撮影を敢行。居酒屋の主人もなんとか魚をそろえてくれて、いい刺身盛りのブツ撮りができました。絶賛売り出し中の「どぶろく」も。あえてぶりじゃない氷見を取り上げてもらう。これぞ氷見の次の目指すところ。氷見のぶりが旨いのは、定置網漁があるから。だから、年間通じて氷見の魚は旨いんだよ、と。

 

ー NHK 金トク(中部北陸7県) 2013年2月8日(金)放送

さかな紀行in北陸 うまいっ!冬の日本海・港町めぐり

出演 ダニエル・カールさん(タレント)、ベリッシモ・フランチェスコさん(イタリア料理研究家)

市場案内をしていたら、なんか掛け合いがよかったのが、急遽ぼくも出演することに。w そして、驚愕の紹介テロップ。w

 

NHK World Welcome to Amazing Japan!  2013年1月25日(金) 放送

Seeking Out a Taste of Winter – Yellowtail

出演 Helen Lewisさん

Helenさんが空港から氷見に到着したのは9時。もう競りも終わってると思ったら、ほんとのほんとの最後の残り。w

でも、競りの雰囲気や、漁港の雰囲気は感じてもらったみたいで、ラジオではいい感じで音が撮れていました。さすが。

 

BS TBS 美しい日本に出会う旅 勘九郎街道をゆく 2013年2月6日(水)放送

初春の金沢をゆく 氷見の寒ぶり 湯けむりの加賀へ

年末ぎりぎりのロケハンからアテンドしてましたが、正月の初市の神事から休みを利用して撮影にこられたディレクターさん。おごそかな神事とぴーんと張りつめた緊張感を上手く表現していただきました。

 

日本テレビ News Every 2013年1月24日(木)放送

(リンク先は、12月31日の放送分)

参事のインタビューも交えて、偽装事件からの取り組みを。

ひみ寒ぶりの競りのシーンでは、迫力のアングルで攻めていただきました。

そりゃそうだ。金沢の映像制作会社さんで、慣れたもの。

こちらとも息ぴったりで、気持ちのいい撮影ができました。

 

TBS はなまるマーケット 2013年1月31日(木)放送

とくまる ぶり特集

ぶり1本食べつくしコースがメイン。

それよりも、氷見商工会議所が推してる朝食研究会の、「海とろめし」をアレンジした「海とろ丼鰤」(海とろめしの上に、醤油麹に漬け込んだ鰤のづけを乗せたもの)を紹介してもらったのが、やったね!って感じでした。

当日、やっくんも、うまうまで食べてもらいました。