KRPさんが今年度後半から主催される『ウェルネス・ベンチャー・エコシステム形成に向けて』のキックオフイベントで、講師を勤めさせていただきました。
冒頭、開会の挨拶をされる田畑新ビジネス開発部部長、お隣は、筑波大学医学医療系小柳教授。
前半の小柳先生の講演では、アメリカのシリコンバレーだけでなく東海岸のメディカル系スタートアップ界隈のエコシステムのお話しやスタートアップの法務関係と、日本国内との対比を分かりやすく示していただきました。
また、スタンフォード大学のSPARKプログラムや、Biodesignのご紹介もあり、シリコンバレーや東海岸のエコシステムとしてすでに確立されたロールモデルのご説明をしていただきました。
これが国内でも必要なのは痛感してるんですが、しかし圧倒的に日本国内では実務者が足りないとおっしゃっていたのがとても印象に残りました。(だからこそ、このワークショップが開催されるのですが。)
小柳先生が実際のエコシステム構築を日本で行うにはどうしたらいいかと言う道筋を示していただき、私のパートでは、ビジョンや理念をつくりあげる根底にくる、「リベラルアーツ」についてお話しさせていただきました。
最近耳にする機会も増えたリベラルアーツ。
その語感から「アート」「芸術」「教養」などと連想される方が多いんですが、どれもふわっとした概念なのでごっちゃになってしまっていますよね。
そのリベラルアーツが150年前に日本に入ってきた時に「藝術」と日本語に訳されたことや、「教養」と「一般教養」の違いなどをできる限り分かりやすくお話しさせていただきました。また、最近はなんでも「洋モノ」をありがたがる風潮があるんですが、実は日本にもその思想はあったのかなぁ〜と言う考察も合わせてお話しさせていただきました。
リベラルアーツは「人間の根幹をなす教養教育」であり、「自由への教養」だと思います。
その後は、6人組のグループに別れてアイデア出しのワークショップ(Brain Writing Workshop)をして、脳みそフル回転になっていただきました。
多様性のある参加者だとより効果的になりますよ。オススメです。
ウェルネス・ベンチャー・エコシステム(WVE)形成へ向けての本編は10月頃から4回コースで行います。
(改めてKRPさんからご案内があると思います。)
この続きは、本編でぜひ体感してみてください。
本編では、リベラルアーツ、デザイン思考ラピッドプロトタイピング、アイデアソンなどを担当させていただくことになると思います。
最近はリベラルアーツも注目されてきてるので嬉しいですね。経営者だけでなくいろんな人に聞いて欲しいと思います。