川向正明のリベラルアーツって美味しいの?

テクノロジーの前に、大事なのはリベラルアーツとヒューマニティですよ。

ラピッド・プロトタイピング Rapid Prototyping リアルとオンラインのハイブリッド授業でやってみた!

2013年にTom Chiが来日した時にやったワークショップはこちらをどうぞ。

masakawamukai.hatenablog.com

 

あれからこのワークショップのエッセンスを取り入れて社会人向けにいろんなワークショップをやらせてもらってるんですが、昨年から自分が受け持つ大学のクラスでもやっています。

 

今年の前期はコロナの影響でオンラインになったんので、このRapid Prototypingもオンラインでもやってみました。いつもは

 

1. 考える

2. 作る

3. 試す

4. 修正

(3-4を繰り返す)

5. プレゼン

 

を各10分で回すので本当にRapidなんだけど、オンラインだと、なかなか試すところまで行けなくって、結局 Googel Jamboardを使って

 

1. 考える

2. 作る

5. プレゼン

 

 

で収まった。まぁ、あの手この手で「試す」ところまでできたんだけど、ちょとキャパオーバーっぽかったので、上記のサイクルで止めておいた。

 

で、昨日から後期の対面授業がスタート。

前期の振り返りでオンラインの良さや不足してるところをディスカッションをして、その上でリアルでRapid Prototypingをやってみた。

 

たまたま韓国からの留学生が入国できないんで、その彼は韓国からzoomで参加。

前期は元々オンラインでやってて、考えて作るところまではできたので、リアルの学生たちで、「試す→修正」までやってもらった。

その間、zoomの学生はどういう風に使っているか、観察。

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まだ入国できない韓国の学生はzoomでディスカッションに参加、右iPad

 

このワークショップのキモは、10分間という超絶短時間で回すだけじゃなく、全く知らない人に事前説明なしに試してみてもらうところにあります。

 

大体この手のワークショップは、作ってプレゼンして終わりなんだけど、本当に使いもんになるか検証できないんですね。

 

なので、検証もやってみる。

初見でどれだけ使えるか、説明なしに使ってもらいます。

当然、製作者の意図しない使い方をされるんだけど、そこでも教えることなく、グッと我慢してひたすら観察。

ユーザーの使用感を観察したところから修正して、また別のメンバーに初見で使ってもらうっていうのを繰り返します。

 

そうすることで劇的な進化を遂げたり、全く別のモノが出来あがったりします。

 

最初は戸惑ってた学生も、すごい適応力で修正して行きます。

 

前期オンラインでやってたこともあり、zoom参加の学生はディスカッションは問題なし。

次はデジタルで作画してもらうこともできるよねーって、また新たな可能性が見えました。

もちろん、画面の向こうでアナログで作ってそのまま写メするが画面共有で見せてもらっても良かったんだけど。

 

後期はリアルとzoomのハイブリッドになりますけど、今回のようなワークショップも十分可能だったので、少しほっとしました。

 

今後は別PCでzoom配信、iPadは韓国の学生専用にしておいたら、テレプレゼンスみたいな感じで行けそうですね。

欲を言えば、もう1台でアクセスしてスライド送り専用にで来たらそれぞれのデバイスの負荷が少なくてイイかも。これもちょっとテストしてみようかな。

 

後期、ようやく対面でスタートしたけど、やっぱりイイですね。

オンラインの良さを残しつつも、リアルでどんどん回して行ければと思います。

 

今回も、イイ感じで混乱を引き起こしてできました。w

みんな後期も宜しくね!!!

(担当の教員の皆様もどうぞ宜しくお願いします。)

 

TomChi GoogleGlassの「ラピッド・プロトタイピング」のTEDEd動画はこちら。

www.youtube.com