川向正明のリベラルアーツって美味しいの?

テクノロジーの前に、大事なのはリベラルアーツとヒューマニティですよ。

2019年 お世話になっている皆様へ改めてご挨拶とご報告。

お世話になっている皆様へ改めてご挨拶とご報告。

 

いつも何をやってるか分からないぼくに、色々アドバイスしていただき、ありがとうございます!!

まだまだ暑い日が続きますが、朝夕には吹く風に秋の気配が感じられる頃となりました。お変わりございませんでしょうか。

 

ですが、川向は何やってるかよく分からない!とお叱りを受けますので、少し宣伝っぽくなってしまいますが改めて説明をさせてください!

 

大学教員の他に、主に下記の3つの分野で活動をしております。

1、教育関連(リベラルアーツ勉強会主宰、プレゼン勉強会)

2、海外進出支援、コーチン

3、地方創生、IoTAIコーディネータ

 

1、ビジネスパーソンや経営者向けの『リベラルアーツ勉強会 超入門編』(*1)を主宰させていただいておりますが、今年に入ってお問合せが増えてきております。

高度経済成長の時は、長時間労働で売上げを上げていければよかったのですが、マーケットが成熟してきた日本では、乱暴な言い方ですが、サービスも働き方も、量より質が求められるようになってきました。

ものづくりやサービスの根底にどんな想いや理念があるかで、製品やサービスのアウトプットが変わってきます。この思想を下支えするのが、教養としてのリベラルアーツなのです。

明治時代に日本にリベラルアーツが日本に入ってきた時の日本語訳は『藝術』で、『自由への教養』とも呼ばれています。

これは、専門分野だけを学んだ生徒より、幅広い教養教育や多様性を重視している流れになってきています。

世界的にも有名なVCアクセラレータであるYコンビネーターを率いるポール・グレアム氏は、コーネル大学で哲学の学士を取得後、ハーバード大学コンピュータサイエンスの博士を取得。さらにロードアイランドスクールオブデザイン(通称RISD、リズディ)とフィレンツェの美術学校で絵画を学んでいます。この様なビジネスだけでない幅広い経験が、多くのベンチャー育成の成功に寄与しているのです。

今までAppleのヒット商品を生み出したデザイン統括責任者ジョナサン・アイブ氏も、このロードアイランドスクールオブデザインの出身です。

アメリカでは最近はMBA経営学修士)よりもMFAMaster of Fine Artsの略、美術学修士)が注目されてきており、大手IT企業では、リベラルアーツを学んだ生徒を多く採用しています。

 

欧米先行型の流れは数年遅れで日本にやってくるのですが、KRP(株式会社京都リサーチパーク)さまが主宰される『ウェルネスベンチャー・エコシステム(WVE)形成に向けて』キックオフミーティングでは、いち早くリベラルアーツについて講師をさせていただきました。10月以降に開催される本編でも講師を務めさせていただきます。(*2)

これもヘルスケアのスタートアップを立上げる時にも、自由な教養であるリベラルアーツや、医工連携の先にデザインの大切さを重要視していらっしゃる現れです。

 

まずは教養も必要なんだと知ることからスタート。

御社の社内研修や経営幹部候補生向けなど、ぜひ、お話しさせていただければ嬉しいです。

また、教養が大事だと思っていらっしゃる経営者の方をご紹介いただければ嬉しく思います。

 

2、海外スタートアップとの契約交渉や現地での市場調査のお手伝いもさせていただいています。

12年に渡るアメリカ滞在中に培ったリベラルアーツカレッジでのチューターや講師、シリコンバレーでのハイテクベンチャーの経験からアドバイスさせていただいております。

経営者は、時にはアイデアの壁打ちも必要です。そういった方々に向けて対話による相談をさせていただいています。

 

3、富山県氷見市でのIoTを活用した見守りの実証実験も今年で5年目に入り(*3)、いよいよ来年度から民生サービスとして導入できるように誠意調整中です! 他にも「まちなかへの回遊性向上検討ワーキング会議」の委員を拝命し、新しいモビリティの視点からお手伝いをさせていただいています。

 

TEDxHimiは地元のメンバーで回っているので、あとはライセンス保持者をどうするかTED本部含めて検討中です。引き続き、みなさまの応援をよろしくお願いします!

 

そして、ご報告が遅くなりましたが、この春(2019年)から御縁がありまして、京都造形芸術大学 芸術学部 キャラクターデザイン学科で教員もさせていただいております。

大学ではビジネスを、またビジネスの方々にアートやデザイン思考を、両方の橋渡しができるよう活動させていただいております。

産学公連携プロジェクトなどでも、多くの方々のサポートのお陰で、なんとか1学期を乗り切ることができました。ありがとうございました!

 

また子供達は神戸にある探求型スクールに通っており、家族で神戸に引っ越しました。

今までのプロジェクトは引き続きお手伝いさせていただいております。

 

帰国して16年になりますが、氷見での生活が1番長かったです。それだけみなさんが受け入れていただき、お力添えを頂いたお陰だと思っています。大変お世話になり、ありがとうございました。継続している見守りプロジェクトもありますし、また新たなプロジェクトもスタートしたので、引き続きお役に立てれば嬉しいです。

 

以上、長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

みなさんのお役に立てれば嬉しいです。

 

夏の疲れも出てくる頃です、くれぐれもお体ご自愛ください。

 

お問合せやお仕事の相談はこちらまでお気軽に!

masa [at] happy-project.jp

[at] を@マークに変更してください。

 

LinkedInのプロフィールはこちら。

https://www.linkedin.com/in/masakawamukai/

 

(*1) リベラルアーツ勉強会 入門編

http://masakawamukai.hatenablog.com/entry/2017/07/10/114717

 

(*2) Life-tech3days Day2

キックオフミーティング~ウェルネスベンチャー・エコシステム(WVE)形成に向けて~

https://www.krp.co.jp/krpweek/event/001327.html

 

(*3) 病院で働くPepper、命をつなぐIoTペンダント――富山発、地方の高齢者を救うIT (1/4)

https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1606/20/news014.html