キックオフミーティングにて、講師を勤めさせていただくことになりました。
こんな凄いワークショップで、なんと光栄な!!
申し込みは↓こちらから。(終了しました。)
概要は
EXPO2025大阪・関西の開催に向けて、ウェルネス分野(医療、バイオ、ヘルスケア、食品)のベンチャーがグローバル市場で勝つためのスキルを身につけられるコミュニティの形成を目指すキックオフイベント。小栁先生によるエコシステムについてのお話に続いて、黒田弁護士の講演では、入門編として国内法を例に基本的な仕組みを理解して、海外の諸規制への理解につなげていただきます。川向先生の講演では、アイディアの源泉となるリベラルアーツの重要性を実感いただくワークショップも予定されています。(案内ページより抜粋)
また、創薬における橋渡し研究の指導・メンタリングに基づいたトランスレーショナルリサーチのトレーニングプログラムであるStanford大学SPARK Programを実際に御経験された、筑波大学 Research-Studio 小栁智義 教授や、弁護士の黒田先生とご一緒させていただきます。なんと贅沢な!
最近よく耳にするリベラルアーツですが、まだまだ浸透してないので、 短い時間ですが参加者の皆さんと一緒に考えて行ければと思います。
内容的には、
なぜ、高度経済成長が起きて豊かになったはずなのに、 まだまだ人が中心のサービスが出てこないのか。
デザイン思考と言われて久しいのに、 使い勝手が悪いサービスしか出てこないのか。
経営層だけでなく全ての人にリベラルアーツが必要なのか。
その上で、(少なくとも社外の)多様な人たちと交わる中で、 アイデアを出し合っていき、いかに think out of box、つまり、枠からはみ出て考えることができるか。
と、いうのを、短い時間ではありますが、 ワークショップ形式でアイデアソンをやってみたいと思います。
シリコンバレーで行われてきたDesign thinking, Rapid proto-typing にも通じる考え方です。
私自身、 アメリカの小規模リベラルアーツカレッジ(カリフォルニア州オークランドの小高い丘にある、 Holy Names College。孫正義氏も2回生まで在籍、その後UC Berlekeyに編入)で学位を取得した経験か ら、教養( 日本で一般的に認知されている一般教養ではありません) がいかに大切か、 卒業から四半世紀を経てじわじわと実感してきています。
また、ヘルスケア分野においては、 大規模なネットワークではなく、独立分散型P2Pネットワーク、 IoTセンサーを活用した過疎地の見守りの実証実験を行ってきた 経験や、 ロボットを活用したインフォームドコンセントの社会実装があり、 人が中心のサービス設計をパートナのみなさまと共に試行錯誤して 参りました。
少し古い記事ですがこちらを参照
ここでも、 人が中心のリベラルアーツの考え方が大いに助かっています。
ヨーロッパでは人間の運用ミスを機材のレベルで防ぐような仕様に なっていますが、 日本ではまだまだ研修や運用で人間が頑張ればなんとかなる、 という考え方が根底にあります。
この設計思想や哲学の違いが明らかに製品やサービスになって現れ ることになります。
また、 ここにデザインの要素は残念ながら日本には足りていないと思いま す。
医工連携にさらにデザイン思考を取り入れる。
アートスクールにビジネスの要素を教えつつ、ビジネスにデザインの橋渡しをする。それが今後の僕の役割のひとつかなと思っています。
この一連のウェルネス分野のエコシステム講座においては、 まずは設計思想の根底にくるリベラルアーツやデザインのエッセン スを知り、超高齢化社会の日本において、 人間中心のユーザーフレンドリーなサービスを参加者の皆さまと作 り上げていければ嬉しく思います。
さすがKRPさんいつも骨太な企画、そんな素晴らしい企画をご一緒させていただきありがとうございます!
7月の月末で皆さんお忙しいとは思いますが、ぜひ、足をお運びください。
お会いできるのを楽しみにしています。
申し込みはこちらから。(終了しました。)